夕
冬は空気が澄んでいて、夕暮れから夜になるまでの時間帯がとても綺麗。近くまで山が迫った足柄、だんだん周りが暗くなる。この様子をみていると、とても物寂しく感じる。大げさかも知れないが、山間の荒野で自分ひとりしか存在しない、という感覚。
よく似た感覚をどこかで感じたことがある。思い返すと、それは冬のアフガニスタン旅行中バーミヤンに滞在していた時。
バーミヤンは山あいの小さな村*1で、石仏が無き今、まさに何も無い村。村にいても特に何もすることが無く、夕方は日が沈むのを眺めていた。周りは全て山。世の中から全く隔絶*2されているような感覚を受けて、遠いところまで来たんだなぁとしみじみ思い、とても寂しく感じた。
送信者 ユーラシア横断2003-2004 |
送信者 ユーラシア横断2003-2004 |