それでもボクはやってない

観てきた。痴漢の冤罪で告訴された、青年の逮捕、勾留、取調べから裁判・判決に至るまでの過程を描いた映画。ホントに久々に見た映画だが、なかなか考えさせられる映画だった。感じたことを以下箇条書きに。

  • 裁判官にはなりたくない。他人の人生を自分の判断で立場なんて、なりたくない。日本にもアメリカの陪審員に煮た制度の導入するかの是非が議論されているが、仮に自分が選ばれたとしても辞退したい。神様になんかなりたくない。
  • 刑事裁判制度を理解する学習映画として良さそう。子供には義務教育中にぜひ一度見せるべきだ。
  • コストを考えて、冤罪であっても罪を認めて示談金を払って示談するのも考えないといけないと思う。起訴される確率、有罪判決が出る確率、有罪判決を受けたあとに受ける不利益、裁判・取調べで費やす金銭的・時間的ロスetcを検討しないといけないな。映画のような圧倒的に有罪判決を受ける確率が高い(90%以上)事件だと、たとえ無罪であっても無罪を主張するリスクはとても高く、ばかばかしくてできない。心情的には納得できないが、やっていない罪を認めて、示談金を払った方が得だ。うーん、やっぱり納得できない。

まぁ、痴漢はやらないことは勿論のこと、疑われないようにして事件に巻きこまれないようにするのが大切やな。痴漢の冤罪はコワイ。