昨日(2012/2/25)の日経新聞に載っていた記事の引用です。


まさにそのとおりだと思います。

国会は何のためにあるのか。テレビ中継で審議を見た人の多くは、そんな疑問を抱くのではないか。


 クイズまがいの質問で失言を引き出そうとする野党議員。基本的な知識を欠き、まともに答弁できない閣僚。あまりの幼稚さに情けなくなる。議会は法律を作るのが仕事のはずだが、先の臨時国会の法案成立率は過去最低だった。


 そもそも政府・与党の政策を野党がたたくだけという形の審議は時代に合わなくなっている。財政悪化や高齢化の加速を考えれば、どんな政策も痛みを伴わざるを得ない。難点を追及して事足れりの国会論議では、つらくても必要な法案は一切通らなくなる。


 野党は必ず対案を出し、政府案と比べたプラス、マイナスを論じ合う。目の前の痛みだけでなく、何もしなかった場合の将来の痛みも合わせて論じるようにする。国会のビジネスモデルをそんなふうに一新しない限り、必要な機能は果たせなくなるだろう。