旧ユーゴ、口琴、トルコ-旅行人

今号の旅行人の連載がとても面白かった。


旧ユーゴ:
コソボ悲劇の後、現状はどうなっているのか?一応、コソボとして独立したが、悲劇の爪あとは現在も残っているようだ。考えると、多数の民俗が入り乱れていた地域をまとめていたチトーは偉大だったなと。


口琴
インドのパキスタン国境に近いラジャスターン州の口琴職人を取材した記事。これはこれで読み応えがある。著者は南インドのタミル・ナドゥ州に住んでいる。タミルといえば、インドの古典芸能・音楽で有名。毎年、クリスマスの時期になると、多数のコンサートが催される。2年前、この時期に南インドを旅行したが、コンサートに行けず、それが今も心残り。


トルコ:
以前、日記(http://d.hatena.ne.jp/hyotankuzure/20091018#1255856861)に書いた、「トルコのもうひとつの顔」の18年ぶりの続編。スリリングな話で、グイグイ引き込まれる。普通に旅行しているだけでは全く気付かない、少数民族から見たトルコの別の顔。

旅行人161号旧ユーゴを歩く〜クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、コソヴォ旅行人161号旧ユーゴを歩く〜クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、コソヴォ
旅行人編集部

旅行人 2009-12-01
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amazonから引用した、今号の旅行人の内容

いまだに戦乱の記憶も生々しい旧ユーゴスラヴィアは、今どうなっているのだろう。そこは旅ができるのか、何があるのか。今回の特集では、戦乱から復興した国、傷跡が癒えない国と、各様ある旧ユーゴ構成国のうち5つの国、クロアチアボスニア・ヘルツェゴヴィナセルビアモンテネグロコソヴォを旅してみたい。
また、1991年に出版され、それまでの日本人のトルコ観を覆した衝撃の本『トルコのもう一つの顔』(中公新書)の続編が掲載。著者小島剛一は、この本を発表後、読者の前から忽然と姿を消した。読者のあいだでは、小島剛一はどこにいるのか、何故次作を発表しないのか、さまざまな噂が飛び交ったが、あれから 18年、本誌についに待望の続編が書き下ろされた。トルコの知られざる素顔、少数民族の実態など、謎に満ちたサスペンス小説のような続編を、2回に分けてお送りする。

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