古伊万里

東京都日本庭園美術館で開催中の「パリに咲いた古伊万里の華展」*1を見てきた。


江戸時代前半、清朝が統一までの中国戦乱期の間、景徳鎮からヨーロッパ向けの陶磁器の輸出が止まっていた。その期間、中国陶磁器の代替品として、有田を代表とした陶磁器が、オランダの東インド会社を介してヨーロッパへ輸出されていた。ヨーロッパで収集されたコレクションが里帰り。


繊細な絵付けのもの多く、◎。個人的には、染付も良いが、柿右衛門様式も気に入った。


良いものは本当に一目見て、良いと感じる。オーラが違う。こういう素晴らしい工芸品(陶磁器に限らず)に囲まれて暮らせたら良いな、と思う。でも、金がいくらあっても足りない。