資本主義は嫌いですか
サブプライムやバブルについて書かれた本。この本の2章を読むと、欧米の中央銀行関係者は、明らかに住宅バブル2005年の時点でを認識していた。そして、それがはじけて起こるだろう問題も。だから、サブプライム問題が出たときも、対応が早かったことが分かる。著者の前作で経済学入門書「世界経済の謎」も必読。
以下メモ
- バブルor低成長率
- 動力学的効率性を満たす:金利<投資効率を満たすこと。
- 高収益vsモラルハザード
- 流動性がある:投資意欲が高い状態
- バブル後は、世界的に低成長に移行。経済の安定(世界的には低成長だが)には、新興国の内需拡大が必須。
- ワルラス法則。
資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす 竹森 俊平 日本経済新聞出版社 2008-09 売り上げランキング : 640 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |