新年会

寮の同期と新年会。カニすき、焼きガニ、焼きハマグリ。どれも甲殻類特有の濃厚な味で旨すぎ。閉めは、焼きガニの残りに殻で出汁をとって、カニ雑炊。まんぞくまんぞく。今年も旨いものをいっぱい食べよう。


かねてからの懸案であった、部屋の収納不足を解消。部屋がだいぶすっきり。


Book Review
「ウォータービジネス」(仲村靖彦、岩波新書)
21世紀は石油と並び水が重要な資源のひとつにあるであろう。そういうことを予感される本。100年後には先物市場にならぶ?


サウジアラビア」(保坂修司、岩波新書)
サウジアラビアといえば産油国、厳格なイスラム法による統治、国王による親政、といったイメージしかなかった。厳格なイスラム法に基づき統治して、イスラムの保守派が牛耳ってると思いきや、国内はリベラル派に緩やかに(本当にゆっくりだが)傾きつつ有るというのが意外だった。


「淋しい狩人」(宮部みゆき新潮文庫)
古本屋を舞台にした連作短編。相変らず話の展開がうまい、おもしろい。一気に読んでしまう。


「アフリカ旅物語」(田中真知、凱風社)
アフリカへのメディアの関心は全く低い。書籍もほとんどない。エジプト、ケニアなどに関する本は少ないながらもある。しかし、この本はほとんど取り上げられることのないスーダン、ザイール(現コンゴ)、ボツアナなど珍しい国のことも書いている。単なる旅行記でなく、政治、経済、歴史についてもよく調べられている。良書。アフリカ関係の本では、ナイロビのスラムについて書かれた「アフリカ日和」(早川千晶、旅行人)を次回に読んでみたい。