忘れられた日本人

昭和前半に活躍した民俗学者で、フィールドワークの達人であった宮本常一の本。


第二次世界大戦中・戦後の期間に、農村・漁村の老人たちの日々の生活、伝承を取材して纏めたもの。明治・大正の農村・漁村の様子、風習が判って面白い。


TVなどで評論家が「最近の若者は○○で、なっていない!」というのをしばしば見るが、この本を読む限り、昔も今もあまり日本人の性格・行動が変化したように思わない。


忘れられた日本人 (岩波文庫)忘れられた日本人 (岩波文庫)
宮本 常一

岩波書店 1984-05-16
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