太平洋戦争関連

この夏に、スーパーファミコン(古!!)の戦争シュミレーションゲーム「提督の決断」にはまった。その影響で、太平洋戦争に興味が出て、下記2書籍を読んだ。


昭和16年夏の敗戦
・失敗の本質―日本軍の組織論的研究


前者は、開戦以前のシミュレーションで敗戦することが判っていた、というのが要旨。後者は、日本軍の種々の組織上の問題点から、負けるべくして負けた、また負けるにしてもより大きな被害を出した、というのが要旨。


どれほどうまく戦っても、国力の差はどうしようもない…


歴史に「if」はないというが、ハル・ノートの時点で、中国権益を手放し、日米開戦を回避していたらどうなっていたか?中国へ大兵力をつっこんでいた陸軍を中心にクーデターが起こって、結局日米開戦という結論かも…


今は、かわぐちかいじの「ジパング」を読んでいる。太平洋戦争の背景知識が必要な漫画だが、かなり詳しくなったために、ストーリー・状況がすぐに理解できて、とても面白い。


追記
前述のゲーム「提督の決断」はとても面白い。国力・物資で圧倒的に不利な日本海軍を指揮して、米軍と戦うゲーム。古いゲームだが、クオリティが高すぎる。

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)
猪瀬 直樹

中央公論新社 2010-06
売り上げランキング : 318

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
戸部 良一 寺本 義也 鎌田 伸一 杉之尾 孝生 村井 友秀 野中 郁次郎

中央公論社 1991-08
売り上げランキング : 694

Amazonで詳しく見る
by G-Tools