生命保険のウラ側

生命保険について書かれた本。本書の論旨は明快だ。


保険をかける際の考慮すべき事項は、以下の点。


1. 保険は個人が払えないものに関してかけるべき。
2. 同じ補償内容なら、価格の安いものを選ぶべき。
3. 貯蓄性を求めるな。掛け捨ての保険を。


つまりは、個人で払うことが出来ない金額の補償で、かつ健康保険や他社会保障でカバーできないもの、保険に求めなさい(入院や通院代金くらい払えるでしょ、保険金分を貯蓄していれば)。価格に関しては、少しでも利率の高いものを求める預金と同じ発想。貯蓄するなら、保険に限らず別の方法も含めて、有利なものを選びなさいということ。


よって、そこから導かれる結論は、


死亡保障のみでシンプルな団体保険をメインに。次点として、ネット保険・共済を考える。


その他参考になったこと
大きな死亡保険が必要なのは扶養家族がいる場合。したがって、独立前の子供がいる場合。

生命保険のウラ側 (朝日新書)生命保険のウラ側 (朝日新書)
後田 亨

朝日新聞出版 2010-02-12
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