砂漠
仙台が舞台の大学生5人の群像小説。さわやかの一言に尽きる。
相変わらず、軽やかだ。重たい出来事もあるのに、悲惨になりきらない。
森見富美彦が「太陽の塔」で描いているような、さわやかでなく、日陰の、悶々とした学生生活(どちらかと言えば、僕の学生生活もこっちの側だったが・・・)を描いた作品とはえらい違いだ。
読み比べると面白い。
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