空気の匂い

帰郷。地元は大阪湾に面した小さな町。地元の駅に降り立った瞬間、すぐに気付いた。
空気の匂いが小田原とは全く違う。すぐ近くの大阪湾からの潮風。ねっとりと体に絡みつくような重苦しい湿気。
夏の夜の空気はいつもそうだった。懐かしい感覚。

村上春樹の「風の詩を聴け」を思い出した。あの物語も海の近くの街(神戸?)の話で、潮風の匂いの描写もあったような。そういう匂いに近いのかな。