宗教って

企業と考えると、ものすごい優秀な企業やな。特にキリスト教イスラム教。

宗教の教義とかを無視して、経済活動の面からのみ、考えてみる。

  • 代々世襲で、信仰が受け継がれる。つまり顧客が世襲制
  • 日々の祈り・悩み相談、冠婚葬祭、果ては旅行(聖地巡礼)まで幅広い分野にサービスを展開。
  • 国家が庇護している国も。(政教分離してない国)
  • 設備投資はほぼゼロ。最悪、教義だけがあればよい。

これで、儲からない企業があるのか?儲からないほうがおかしい。ただ、マーケティングは見習うべきところがあるか。

シンガポールの乗り継ぎターミナルで夜明かしすると、決まってサウジのジエッダ行きの飛行機に乗り込む数百人の集団と出合う。おそらくマレー人でサウジのメッカに巡礼(Hajiと言うのかな?)に行くのだと思う。シンガポールだけで毎日数百人。一人、巡礼に2,30万円かかるとすると、シンガポールだけで、一日に数千万円のお金がサウジおよびムスリム系旅行会社に落ちていることになる。全世界に、何人ムスリムがいるかわからないが、おそらく20億人くらいいるのでは。想像もつかない多額のお金が動いているんやなぁ。うーん、宗教ってすごい。

シンガポール空港で、よく見かける光景を思い出して、上に書いたことを少し思った。