夜半の月が照らすものは

仕事からの帰り道、いつもと風景が違うのに気付いた。

普段の夜は、明神岳の向こう側は暗い闇があるだけだ。
しかし、今夜はその向こうに、白い山が輝いて見えた。
その白い物体は富士山で、満月に照らされ輝いていた。

とても神々しく感じられ、日本人が古来から富士山を信仰の対象としてきた理由が少し分かった気がした。