夜は短し歩けよ乙女

好きな作家、森見登美彦の小説。独特の文体、奇想に満ちた話の展開、癖のある(ありすぎる)登場人物、溢れんばかりか溢れ出している妄想。個性がありすぎるのが玉に瑕。京都に詳しい方なら面白いが。

この作者の作品を読むと、いたるところに古本屋・古本市・本の話題が出ていて、作者は本を読むのがとても好きなんだな、と感じる。

ところで、この本の装丁はなかなか。誰がデザインしたのか分からないが、カバーの絵が良い。絵と色使いが独特のレトロな雰囲気を醸し出している。

夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦

角川書店 2006-11-29
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