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「アフリカ日和」(早川千晶)
ケニア・ナイロビ在住の日本人が、ケニアについて書いた本。前半が旅行者の立場、後半が在住者としての立場で書かれている。野生動物・サファリ以外のテーマで、アフリカについて書かれた本は少なく、珍しい。ナイロビの郊外の広大なスラム(おそらくアフリカ最大?)、キベラに住む人を描いた章は、非常に興味深い。以前ケニアを旅行したとき、モンバサからナイロビ間を、鉄道を利用して移動した。ナイロビ駅に着く30分前からナイロビ駅に着くまでの間、線路の両側には延々とスラムが広がっていた。今思えば、そこがキベラだったんだなと。線路の両側には、せり出すように家が密集して、その家も廃材で作られている。ゴミの腐臭と食べ物の良いにおい。不思議と、列車から見る限りは、人には笑顔があり、また街に活気があり、特別悲惨そうな感覚は受けなかった。まあ、あくまでも旅行者の目で見ただけなので、内情は知らないが。それにしても、あのスラムはでかかったな。
アフリカ日和 | |
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「戦略的パブリシティ」(水野与志朗)
低コスト、短時間でブランドを立ち上げる方法。一円でも高く、ひとつでも多く売るにはどうすればいいか。そのための宣伝、メディアへの働きかけはどうすれば良いのか。そんなことについて書いてある。商品を知ってもらうだけでは、買ってもらえない。購買意欲をそそるような広告をしないといけないらしい。それはその通りなんだけど、それをどうやるかなんだよな。
戦略的パブリシティ | |
水野 与志朗 オーエス出版 2003-12-05 売り上げランキング : 136573 おすすめ平均 パブリシティの仕事が俯瞰できる良書。 パブリシティといっても様々ですね Amazonで詳しく見る by G-Tools |