「アフリカ日和」(早川千晶)
ケニア・ナイロビ在住の日本人が、ケニアについて書いた本。前半が旅行者の立場、後半が在住者としての立場で書かれている。野生動物・サファリ以外のテーマで、アフリカについて書かれた本は少なく、珍しい。ナイロビの郊外の広大なスラム(おそらくアフリカ最大?)、キベラに住む人を描いた章は、非常に興味深い。以前ケニアを旅行したとき、モンバサからナイロビ間を、鉄道を利用して移動した。ナイロビ駅に着く30分前からナイロビ駅に着くまでの間、線路の両側には延々とスラムが広がっていた。今思えば、そこがキベラだったんだなと。線路の両側には、せり出すように家が密集して、その家も廃材で作られている。ゴミの腐臭と食べ物の良いにおい。不思議と、列車から見る限りは、人には笑顔があり、また街に活気があり、特別悲惨そうな感覚は受けなかった。まあ、あくまでも旅行者の目で見ただけなので、内情は知らないが。それにしても、あのスラムはでかかったな。

アフリカ日和
アフリカ日和早川 千晶

旅行人 2000-06
売り上げランキング : 22294

おすすめ平均 star
starケニアの素顔が分かる気がする
starほんとうにアフリカは奥が深い。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「戦略的パブリシティ」(水野与志朗)
低コスト、短時間でブランドを立ち上げる方法。一円でも高く、ひとつでも多く売るにはどうすればいいか。そのための宣伝、メディアへの働きかけはどうすれば良いのか。そんなことについて書いてある。商品を知ってもらうだけでは、買ってもらえない。購買意欲をそそるような広告をしないといけないらしい。それはその通りなんだけど、それをどうやるかなんだよな。

戦略的パブリシティ
戦略的パブリシティ水野 与志朗

オーエス出版 2003-12-05
売り上げランキング : 136573

おすすめ平均 star
starパブリシティの仕事が俯瞰できる良書。
starパブリシティといっても様々ですね

Amazonで詳しく見る
by G-Tools